糖尿病の原因は?

糖尿病の原因はいろいろあります。糖尿病の発症には遺伝子と環境的な原因が関与します。

従って、糖尿病とは糖尿病になりやすい遺伝子を持つ人が糖尿病を引き起こしやすい生活を行うことや、加齢などの後天的な原因が加わることにより発症します。

すなわち糖尿病になりやすい遺伝子を持つ人に肥満や過食、高脂肪食、運動不足、ストレスや加齢などの後天的な原因が加わることにより、糖尿病を引き起こすに至ります。

糖尿病になりやすい遺伝子とは

糖尿病を遺伝子レベルで考える場合、例えば倹約遺伝子というものが存在します。

倹約遺伝子を持つ人は消費カロリーが少なく体脂肪を溜め込みやすい体質であり、倹約遺伝子を持たない人に比べて基礎代謝量も200~300キロカロリー程度少ないといわれています。

日本人は欧米人に比べて、倹約遺伝子を持つ確率が2~3倍であるといわれています。

倹約遺伝子にも多くの種類がありますが、例えばアドレナリン受容体遺伝子の他、褐色脂肪細胞が熱生産を行うときに必要なUCP1(脱共役蛋白質)の遺伝子が倹約型である場合もあります。「日本人は体脂肪の燃焼に不利な人種?

倹約遺伝子を持つ人は飢餓の状況で生き残るには有利である一方、食料の豊富な現代社会では肥満になりやすいという欠点を持っています。肥満になりやすい体質とはすなわち、糖尿病になりやすい体質ともいえます。

倹約遺伝子の反対が浪費遺伝子と呼ばれるもので、通常の遺伝子を持つ人に比べて基礎代謝量が200キロカロリー程度多いといわれています。浪費遺伝子では褐色脂肪細胞による熱生産も多くなり、食べたものが熱エネルギーとして放出されてしまいます。

しかし残念ながら日本人は飢餓でも生き残りやすい倹約遺伝子を持つ人が多いため、肥満や糖尿病などの生活習慣病を引き起こしやすいのです。

なお、家系内に糖尿病の人がいれば、糖尿病を引き起こしやすい遺伝子を持っている確率が高くなります。

糖尿病になりやすい生活習慣

糖尿病になりやすい生活習慣として、まずは摂取カロリーが過剰な食生活が挙げられます。

肥満になれば糖尿病を招きやすくなってしまいますので、肥満になりにくい食生活を行うことが大切です。野菜をしっかりと摂取し、甘いものや脂っこいものを控えるのが理想です。

糖尿病の治療法の1つに数えられるものには食事療法がありますので、糖尿病を予防する観点からも摂取カロリーを控えることが大切です。

運動不足も糖尿病を招きやすくする一因です。きついスポーツを行うほどの運動は必要ありませんが、普段歩く距離を増やすなどちょっとした工夫は必要です。

ストレスを溜め込まないことも必要です。過剰なストレスは食欲を増進させる原因ともなりますし、体が糖分や脂肪分を欲するようにもなってしまいます。